今回は、古い天井埋込型換気扇「Panasonic FY24−S6」の交換についてご紹介します。
1.古い換気扇の交換依頼
知り合いの台所の換気扇が壊れたので見て欲しいと連絡があり現場を見てみると、スイッチBOXを開けてテスターを当てたところ、埋込スイッチは正常でした。
そこで、換気扇本体が怪しいので、点検口から天井裏覗くと、かなり古い Panasonic製の「FY24−S6」という換気扇であることが判明。
このパナソニック製の換気扇は、回転羽根にシロッコファンという円筒型のファンが付いているところが特徴です。
本体接続は、VVF線を1cmほど剥いて接続端子へ差込む方式で、型番の24は天井の開口部サイズが24cmという意味になり、天井裏で100φアルミフレキ管に繋ぎ外壁排気口へ誘導しています。
2.交換品を調達する
現行品を調べようと帰りがけにホームセンターで確認すると、最新の後継機種は「2008年に発売された FY-24S7」のようでした。販売されていた年数を計算すると、壊れた換気扇はおおよそ20年位前の型ということになるのかなというところです。
ルーバー付きの店頭価格は13,800円程度、ホームセンターでの取り寄せ注文で1週間後の納期とのことでした。
一般的に業者の交換工事では、作業工賃も含めると、おおよそ本体価格の2倍程度にはなります。
帰ってからネットで同型を検索したところ、スタンダードなタイプの最安値は送料無料・翌日配達で5,500円しない程度で、かなり価格に差が出ます。
安く仕上げるためにおっさんはもちろんネットで注文を行いました。同じシリーズで色々なタイプがありますが注文したのは同型品です。
今回のは鉄製の換気扇ですが、浴室用には「FY24-CPS7」が樹脂製結露防止型になっているのでおすすめです。
3.換気扇の交換作業の手順
交換作業は簡単です。安全のためブレーカーを落としてから脚立に乗り、旧品の天井裏の木枠取付ビスを抜き、アルミフレキ管固定のアルミテープを剥します。
次に、配線接続部のポッチをマイナスドライバーで押して配線を抜き取り、点検口から旧換気扇を外へ取り外します。
新品の換気扇を点検口から天井裏へ入れ、排気方向を確認し換気扇外枠のつば部分を天井の木枠へビス4本をねじ込み固定します。(旧品はビス2本でした。)その後、本体排気口をアルミフレキ管へ差し込みアルミ粘着テープを巻きます。
あとは、配線接続は端子穴へ電線2本をしっかりと奥まで差し込むだけです。最後に動作確認で換気扇が無事に回れば交換終了となります。作業時間は30分程度でした。
ざっくりと適当な説明かも知れませんが一応おっさんは第2種電気工事士なのです。今回は、換気扇の交換についてご紹介しました。