今回は、生垣の刈込みや整枝、剪定作業に活躍する、古いゼノア(ZENOAH)エンジンヘッジトリマHT2300-1の修理についてご紹介します。
キャブレター部分は「ワルボロ(Walbolo) WYLタイプ」互換性のパーツキットを使用した、プライマリポンプ・キャブレターの交換修理です。
昔ながらの生垣を残したい
愛用しているゼノア(ZENOAH)エンジンヘッジトリマHT2300-1は、22.5CCのエンジンに片刃750mmブレード付で、おっさんが長年使用している耐久性のある製品です。
後継機種は「ゼノア(ZENOAH)ヘッジトリマHT751 Pro-1」21.7CCです。
街中や幹線道路沿いのサツキ、ドーダン等の植栽刈込でヘッジトリマを使用している場面ををよく見かけます。ちなみに、おっさんは公共工事に参加業者でもないのに何故こんな工具を所有しているかというと、
庭のサツキの刈込などは普通手作業で使う「刈込鋏」で十分事足りるはずですよね。近隣の住宅がどんどんブロック塀化されていった中、残したいなと労力を使って生垣を残すことを選んだおっさんは、今更「生垣」をブロック塀にするには抵抗あるのです。
おっさんは、昔からある日本の風景が大好きです。周囲が宅地化されていく中で、可能な限り「緑」を残そう、残したい!という思いがあるからです。
業者に依頼すると定期的な費用が発生するので、「できることは自分で」とおっさんは、体力勝負で長年生垣を管理しています。
電動のヘッジトリマも使用したのですが、やはりエンジン式のパワーが魅力的、使っている方ならわかっていただけるかもしれませんが、エンジン式が良いのです。
主に生垣を刈り込む程度ですので他の道具に比べるとそれほど使用頻度はありません。長持ちですが、経年変化での修理は必要になります。
垣根は「かなめ」「銀木犀」「柘植」「山吹」「欅」「茶ノ木」「白樫」「オオムラ」「榊」などで、かなめ、銀木犀以外は自然発生したものです。排気ガスによる樹勢盛衰があるので、基本刈込だけにしてきたため、多種多様な組み合わせになってしまいました。
ヘッジトリマHT2300-1のプライマリポンプ・キャブレターの交換修理
最初にプライマリポンプの樹脂が経年劣化で破れました。交換するにはキャブレターの分解が必要になるので、ついでにダイヤフラムとパッキンも用意して交換します。
純正品のキャブは結構いい値段だし、修理に出せば工賃はそれなりにかかります。
キャブを分解する必用がある頃には、普通にパッキン等もかなり劣化が進んでいるので、おっさんはリペアパーツキットを購入して自前でやることにしました。
プライマリポンプは、サイズが大小あるので外してサイズの確認をしておきます。
キャブは「ワルボロ(Walbolo) WYLタイプ」なので、パーツキットを互換品で探すことにしました。
キャブレターパーツ専門のサイトでキット2セット550円、プライマリポンプも2個で270円、送料含めても1000円程度で済み、スペアを持っておけば互換品でも乙です。
このキャブレターは簡単な構造なので、分解組み立ては難しくありませんが、おっさんは、その機械で初めてキャブレターを交換する場合は、まずパーツリストを探して構造を確認して、部分ごとに写真を撮りながら作業を行っています。
実際、細かな部品が行方不明になっても、存在そのものに気づかないこともありますが、写真を撮っておけば安心です。
分解したら残渣、パッキンの残を取り灯油で洗浄してパーツクリーナーで仕上げ、新品のパーツをセットしながら元通りに組み立てます。
最後はちょっとドキドキしながら、試運転を楽しみます。時におっさんの失敗もありますが試運転のワクワク感は、自作やDIYの醍醐味でもありますね。
ヘッジトリマHT2300-1プライマリポンプ・キャブレターの交換修理は、一発始動でした。古い機械ですが、まだまだ活躍できそうです!