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旧日立工機(現 HIKOKI)のコードレスセーバーソーCR-24DVの修理

HIKOKI(旧日立工機)のコードレス・セーバーソー(レシプロソー)CR-24DVの修理

セーバーソーは、木や金属を切断する際にオールマイティーに使える非常に便利なプロ用工具です。今回は、旧日立工機(現 HIKOKI)のコードレスセーバーソーCR-24DVの修理についてご紹介します。

雑木の枝下し、根切り等に使用してる古い充電式コードレスセーバーソーが突然故障しました。
ニッケル水素電池24V3.0アンペア仕様 旧日立工機(現 HIKOKI)の「CR-24DV」 という製品です。

購入から年数は経っているものの、使用頻度はさほどでもなく、外観もまだ綺麗な状態なので、ブロックごとまで分解してみたところ、電池、モーター、スイッチ、配線、シャフト、メカリンク、などにも異常はみられませんでした。

ということは、おそらく「電気系統の部品異常」であることが疑われます。
私が今まで使用してきたり携わってきた日立工機の機械や工具は「無骨で頑丈な造り」です。洗練されて無いけど耐久性があり、慣れると愛着が湧いてました。

ここが日立工機が愛される理由であったと強く感じます。

日立工機の社名変更について

旧日立工機(現 HIKOKI)のコードレスセーバーソーCR-24DVの修理

日立工機の製品を調べたたところ、日立工機は、社名変更と全製品刷新の最中だったようで、2017年3月に日立グループから離脱していることが判明しました。
さらに、なんと!米投資会社コールバーグ・クラビス・ロバーツ(KKR)に買収されていたのです!日立工機の工具を長年愛用しているユーザーの1人としては、なんともいえない無念さでいっぱいです。

2018年5月までは日立工機株式会社(英文社名:Hitachi Koki Co., Ltd.)であり、2018年6月から(旧)日立工機(株)⇒工機ホールディングス(株)に社名変更されました。

2018年10月1日からのロゴは、「HIKOKI」(ハイコーキ)に変更されています。

HIKOKI(旧日立工機)の新しいコードレスセーバーソーについて

日立工機という絶対的なブランド名ハイコーキに変わるのは、愛用者からすると少し残念ではありますが、仕方ありません。

最新の「HIKOKIセーバーソー」などは、マルチボルトシリーズとして広告の前面に採用されていて、新モデルのセーバーソーは、リチウムイオン電池が18V〜36Vの自動切換えシステムになっています。

型番はCR−36DA、CR−18DBLです。優れ物でおすすめなのでチェックしてみてください!

  • マルチボルト(36V)コードレスセーバソー CR36DA(ブレードと本体のみ)
  • マルチボルト(36V)コードレスセーバソー CR36DA(蓄電池、急速充電器、ブレード、ケース付きセット)

製品デザイン性も性能も高くかっこよくありませんか?

ハイパワーで結構デザインも良く、電池が36Vと18Vに自動切換えで使用可能なところがGOOD!

セイバーソーは他にも14VのCR-14DBL、10.8VのCR-10DLがラインナップがあります。

CR-10DLの色合いは、ちょっとエヴァンゲリオンっぽくてかっこいい!

旧日立工機(現 HIKOKI)の旧モデル品のサポートや修理などのメンテナンスについて

手持ちの型は廃番後、昨年(2017年)でメンテナンスやサポートは残念ながら終了しているようです。以前、5万円代で購入した記憶があり・・・電池2個もまだまだ元気で処分するのも忍びなくて困る!!

修理代が1万円を超えるようなら、考えてみようかと、ダメもとで、一応日立のメンテナンス部署へ連絡してみることにしました。すると以下のような回答が↓

旧日立工機(現 HIKOKI)の旧モデルの修理の流れ

工具販売店へ持込み修理依頼してセンターに送付する⇒修理見積もり⇒金額確定⇒正式依頼

※送付見積もりまでは無料。修理代は「部品代+修理実費」で済むとのことでした。

販売店に持込み修理依頼をして待つと、2週間で修理見積りが届きました。
すると、既に生産は終了し、昨年(2017年に)メンテナンスのサポートは終了しているが、まだ各地に部品が残っていることが判明!

しかも、修理代は1,625円との連絡がありました。
ただし、次に壊れたらおそらく修理不能だとのことでした。
まあ、今回それでセーバーソーが復活するならと、迷わず正式に修理依頼を行います。

旧日立工機(現 HIKOKI)コードレス・セーバーソーCR-24DVの修理完了!

HIKOKI(旧日立工機)のコードレス・セーバーソーCR-24DVの修理

日立への正式な修理依頼から約2週間で、販売店から修理完了の連絡があり、依頼書控を持って受け取りに行ったところ、

修理完了の書類には不具合は「カーボンキャップの部品交換」との記述がありました。
結局、修理持込から約1ヶ月はかかりましたが、セーバーソーが無事に復活してくれたので思わず笑みがこぼれます。
修理代は1,625円(税込1,755円)、これでまだしばらくは現役で活躍してくれそうです。
ちなみに、修理関係の連絡書類はまだ「日立工機株式会社」のままだったので、社名やブランドの変更は、色々と大変なのだと改めて感じます。

次にセーバーソーを買うならこの「HIKOKI」の「MULUTI VOLT」シリーズ、HIKOKI「CR-36DA」だなと思います。

とにかく無事に復活してくれて何よりです。

今回は、旧日立工機(現 HIKOKI)のコードレス・セーバーソーCR-24DVの修理についてご紹介しました!