自然と暮らすアウトドア

ヤモリ(守宮、家守)と仲良く暮らして共存する

ヤモリ

今日はヤモリの話です。

ヤモリは代が変わりながらずっと住んでいるようで、昔から時々、家の内や周辺に出没しますが、人に害がある生き物ではないので、長年ずっと共存しています。

特に、近くで見ていても逃げる気配がないので、ガラス窓や網戸に「ピタッ!」と張り付いている姿を見るのは、どうやってくっついているんだろう?足の裏どうなってるの?もう雨戸を閉めたいから早くどこかへ逃げなさい。などと言葉は通じていなくても見ているだけで楽しいものです。

ヤモリ(守宮、家守)

ただ、夜中にトイレに行ってドアの上から「バサッ!!」と急に落下してきたり、小窓の網戸に親子で張り付いて中の様子をキョロキョロとうかがっていたり、時には、悪意は全くないのに、残念ながら戸袋の雨戸の下にいて戸を開ける時に瀕死の重傷負わせてしまったり。

一度だけ、驚くほど大きなサイズに成長したビッグヤモリが、壁にかけてある額から頭だけ出していて、家主の方が飛び上がるほどびっくりさせられる!なんてこともありました。

ヤモリの駆除を行うという人や業者もいるようですが、我が家では、外での作業時には蚊取り線香を使うことはあっても、室内ではバル◯ンのような燻煙式を含めた殺虫剤などは一切使用しません。ゴキブリがいるからだと言う人もいますが、長年ヤモリに遭遇するのは日常のことで、一緒に共存しています。

ヤモリ(守宮、家守)

ヤモリは夏や秋までは活動的に動いていますが、冬になると見かけなくなります。では、ヤモリは冬場になると何処にいるのだろうと思っていたところ、年末に、外壁回りの掃除をしていたところ、壁に沿って置いてあった軽量ブロックを移動させた時に、大物サイズのヤモリを発見しました!こんなところにいるのですね!

寝ているところを起こしてしまったと思いゴメンゴメンとそっとブロックの位置を元に戻しておきました。

ヤモリについて調べてみると、ヤモリ(守宮、家守)はトカゲの一種で、英語ではGekko(ゲッコー)と呼ばれ、体の大きさは約15cmまで成長し、体の色は環境によって変化できカモフラージュができる。尻尾は自分で切ることと再生が可能。民家や空き家など人に近いところに生息する。とのことでした。

基本的に単独で生活する生き物とのことですが、先ほどの親子のヤモリに加えて、以前、古い物置を解体した時、バールを入れて壁を壊すと、隙間にたくさんのヤモリの卵と大人のヤモリ達、そしてまだ数センチの小さな赤ちゃんヤモリの一団、家族達が一斉に散らばって引っ越しする瞬間を目の前で確かに見たことがあります。

ヤモリの生態のことを全く知らないのですが、大人のヤモリ達はサイズが明らかに異なるヤモリ達だったので、集団で生活することもあるのではないかと考えています。
爬虫類ハンターの加藤英明先生のような爬虫類に詳しいお方にヤモリの生態について詳しくお尋ねしてみたいものです。

縁起が良いといわれるヤモリと仲良く暮らすのも、これも自然との共生・共存の一つなのです。